漫画喫茶の思い出。

現在は漫画喫茶といえばインターネットカフェみたいな感じで

誰でもが知っているよーなモノです。

 

しかし

僕らが思春期の頃に

そーいったモノは無く

蒲郡にももちろん無く

もしかしたら

漫画喫茶とゆー概念が無かったかもしらん。

 

僕が18才の時(1991年)に

初めて漫画喫茶に出会った。

それはミュージックファームの隣にあった。

 

『ザ・マガジン』

 

無駄にでっかい看板に

「マンガ喫茶〜ファミコンもあるでよ〜」

「日本一の漫画喫茶店?」

とか書かれていて

これまた無駄に沢山の自動販売機。

そして昭和な木目調正統派喫茶店な入り口。

 

なんじゃこりゃーと思いつつも、

初めてのライブハウスに出演する僕(ら)には

そんな喫茶店はミュージックファームの目印でしかなかった。

 

当時はなんか演奏とかドヘタでもなんか

レギュラー出演(?)とかの概念が無かったのか

至極簡単に毎月幾度か出演が可能だった。

ほんで出演しているウチに

田舎から出て来たばかりの文科系男子は

「名古屋系」っちゅービジュアル系の波に

ものの見事に飲み込まれてゆくハメになるのだ。

(黒†夢様の結成は1991年)

体育会系音楽業界の波は荒波だ。

みるみるセンパイコーハイユージンチジンが増殖する。

そーするとアイサツやらなんやらで

ミュージックファームに通う日々が始まる。

そんな中で、僕の初めての漫画喫茶体験がおきる。

 

先輩が

「暇だから隣で時間を潰そう」

と僕を誘ったのだと思う。

そのころの僕は今よりももっともっと貧乏だったので

喫茶店になんて自分から入らなかったから。

漫画喫茶「ザ・マガジン」のドアを開けると

そこには異様な世界が広がっていた。

 

ほぼ全方向の壁が天井まである本棚、

太陽の光が全く入らないように潰してある窓、

異様に静かな店内でもくもくと漫画を読む人、

ファミコンをする人、

入り口の横にはお客さんらしき人達の写真(現在でいうチェキ的な)

あちらこちらに大量の注意書き。

その他にもいっぱい、とにかく変だった。

 

メニューには

「カレーのご飯粒ひとつ残したら100円いただきます」

「カップヌードルの汁を残した方、1000円いただきます」

「煙草で机を焦がしたら10000円いただきます」

みたいなコトが書いてあったし(値段等はうろおぼえ)

「ご来店の方は帰りに撮影をしてください

次回来店時、その写真差し上げます」

ほんで確か何回か行くと引き延ばしてくれるという

迷惑だか何だか分からないサービスもあった気がする。

 

おどおどしつつ飲み物を注文する。

普通に飲み物が出て来て、マドレーヌがひとつ。

これは愛知の喫茶店では当たり前のコトなので

なんの不思議も思わず。

「さて、漫画を選ぶか…」

店内を見回ると品揃えが凄い!!

ガロからてんとう虫コミックスまでみたいな!!

古い雑誌もがっつり揃っとる。

よくみると漫画の向こうにまた漫画!!

どーゆーこっちゃこれは!!

今現在だと夢の城だけどさー。

ビビりましたマジ。

 

なにか近くにあった無難な漫画を手にとり

席に戻って読む。

しばらくすると、もーいっこマドレーヌが手元におかれる。

「!?」

メニューを再読すると時間制で15分だか30分だかで100円とかみたいなシステム。

その時間が過ぎたら手元にお茶菓子が置かれるっちゅーことらしい。

不思議なもんだなーと思う。

先輩の、もう出るぞの合図で漫画もソコソコに退出。

レジで写真を撮られたりしつつ

おごってもらったのだった。

 

それから僕は、この漫画喫茶はタマに利用するようになる。

 

それから月日が経ち

僕(ら)はあまりミュージックファームに出演しなくなる。

「名古屋系」っちゅービジュアル系の波が

センパイコーハイユージンチジンの殆どを東京に連れ去り

ミュージックファーム近辺が静かになった頃、

また僕(ら)はミュージックファームに出演しだすのだった。

そんな頃、当時のミュージックファームの店長から

噂話を聞いた。

 

 

「隣の、漫画喫茶のおっさん。後継者探しとるらしいぞ」

へー。。。それは寂しい。。。

蔵書も含め、やりたい人がおったら格安で譲りたいらしい。

そりゃ僕だってやりたい。

しかし、貧乏麺にそんなことをする勇気は無い。

 

それから1〜2年は経営をしていたが

とうとうミュージックファームが蔵書以外をゲットして

CDも扱う雑貨屋にしてしまった。

あれは寂しかったなー。。。

僕にはどーすることもできんかったけど。

 

その頃にはもうミュージックファームも

HR/HM→ビジュアル系→次の流行りの音楽、

に、なっていて。

知っている店員さんも殆どいなくなり。

 

「あーいろんなものは時間でかわるのだ」

と、実感したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

その次に僕はまた違う漫画喫茶にガンハマりするのだが

それはまた別のオハナシ。

 

 

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